Matias mini tactile pro meats ALPS orange switch – Season 1

Matias Keyboard

Matiasはカナダでメカニカルスイッチのキーボードを販売しているブランド。どちらかというとMac界隈で知られたブランドで、日本ではややマイナーだけど、ダイヤテックが販売を代行しているので、国内でも全部ではないけど一応入手できる。もちろん、Matiasのオンラインショップで発注すれば、日本にも送ってくれる。

Matiasの最近のキーボードは、基本的にMatias tactile proの流れを汲むもの。ALPSのキースイッチに魅了されたCEOのEdgar Matias氏が、ALPSのキースイッチ生産終了の知らせを受け、最後に製造されたALPSスイッチをごっそり買い占め、Apple Extended Keyboard IIのようなフィーリングのUSBキーボードを作ったというのが初代tactile pro。デザイン的には、Appleの昔のPro Keyboardを模している。自分は持っていないけど、Webの記事なんかをを見ている感じでは結構評判も良かったようだ。

しかしその後はALPSスイッチが入手できなくなったこともあり、別の「似た」スイッチに切り替えてメカニカルスイッチのキーボードを作り続けている。だから現在ラインナップされているtactile proは名前や見た目こそ似ているけど、残念ながら初代tactileとは別物。

mini tactile pro

そんなMatiasから、テンキーを省いたmini tactile proが登場したのが昨年の初め。Mac向けキーボードも「小型」だけに絞ればApple Wireless Keyboard (アルミ)とかLogitecとかHHKとかそれなりにいろいろ選択肢があるけど、メカニカルキーボードとなると案外なかったりする。見た目的には自分のほしいサイズのキーボードだったし、ちょうどALPS以降のスイッチがどの程度のものなのかにも興味があったので、あまり期待はせず昨年試しに買ってみた

使ってみると感触はALPSスイッチとは全然違ったけど、デザインとかキー配列は現代的でなかなか良く、全体としてのバランスはそんなに悪くなかった。右端の方のキーレイアウトは好きではないけど、よく使うキーをうまく狭いスペースに配置しているし、全く入力できないよりはいい。Fnキーを組み合わせればAppleのキーボードで使えるボリュームや明るさの調整なんかもできるし。

でも、キータッチに関しては、ちょうどCherry青軸のようなしっかりした重めのタッチで、音もカチャカチャと安っぽい音がするのが次第に気になるようになってきた。致命的とかではなかったのだけど、結局使い慣れたAppleのM0116、通称Keyboard Iに戻ってしまった。

Back to Apple Keyboard I

Apple Keyboard IはALPSピンク軸採用で、Appleのメカニカルキーボードの中でもタッチは最高と言わるモデル。メカニカルスイッチ特有のカチカチではなく、どちらかというとスコスコという感触。変に力をかけなくても自然にキーを押し下げることができ、吸い込まれるようにスッと沈む。

しかしキーの配列がかなり変態向けで、F1-F15やDelもないのでVMwareやRemote DesktopでWindowsを使うには少々不便。~とか¥の位置もスペースキーの隣とかだし(これはこれで慣れると案外使いやすいのだけど)。それにUSBで使うにはiMateのように、今は既に製造終了しているUSB変換アダプタが必要になる。今風に使うにはいろいろ不便の出る品であるのは間違いなく、キーの感触をとるか利便性をとるか、あちらを立てればこちらが立たず。

Matias meats ALPS

そんなわけでmini tactile pro、デザインはなかなかいいんだけどキースイッチはやっぱイマイチだなー、本物のALPSだったら良かったのにー、とかかねてより思っていたわけだけど、Webを見ていたら、偽ALPSスイッチをALPSの本物で差し替えるという乙な改造をされている方を見かけた。

それをみて思い出したんだけど、mini tactile proのスイッチ、見た目ALPSにそっくりなのだ。ほら。

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こちらが拡大写真。
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こちらがALPSオレンジ軸。全く同じ顔をしている。裏の足も同じ間隔で生えているし、プラスチックのケースも同一形状。差し替えられる、確信した。
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ちなみにこのオレンジ軸はApple Extended Keyboard I (初代)のもの。一つだけ色が白いのは、プッシュ式のCAPSロックだから。ALPSスイッチの中にはLED付きのものもあるけど、Appleの場合キーボード本体に専用のLEDスペースがあるので省略されているものと思われる。

Extended KeyboardのLEDはこれ。右上に3つ緑LEDが並んでいる。この頃のAppleの拡張キーボードは、F1-F15キーの列が軸を縦方向にしているところも興味深い(困ったことにそのせいで、移植先でキートップが流用できないんだけど)。
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まぁそんなわけで、思いついたときに手元に材料がそろっていたので、Matias mini tactile proキーボードのALPS化作戦が始まったわけであります。ちなみにApple Extended Keyboard Iってものすごく希少品で、本来ぶっ壊すとか論外なんだけど、こいつはヤフオクで3000円くらいで手に入れた、かなり変色したものだったので、まぁいいかなぁと。一応、保存用にはもう少しきれいなのが、ちゃんと1台とってある。

いざ、移植

実際の移植作業は、半田吸い取ってパーツ剥がしてつけ直すだけ…なんだけど、最初はMatiasキーボード初分解でどういう構造なのかさっぱりわからなくて、まずMatias側で軸を全部抜いてしまった。しかしこれをやる必要は全くないので、良い子は真似しないこと。
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しかも、これをやるとスイッチの端子部分(写真で各スイッチの奥に見える銀色いパーツ)が曲がってしまって、使えなくなることが多い。ALPSスイッチの場合ここは絶縁板と板バネの合体したパーツなので、余程バカやらないかぎりは壊れない。Matiasのはただの薄い金属板なので抜き方を間違えると即アウトである。

あと、半田づけし直さなくても軸の入れ替えってできるんじゃないかと最初は思っていたのだけど、これはできなかった。表向きは同じ形をしているけど、先の接点の話のように中身はだいぶコストダウンされちゃっていて、別物。同じなのは外観の形状だけだ。当然ながら、ALPSスイッチ同士なら、中のパーツを差し替えれば半田を剥がさなくても軸の交換が可能である。そんなわけなので、次やるときはこんな無駄な作業しないで、いきなり半田吸い取ることにする。

徹底分解後のMatias mini tactile pro。写真撮るタイミングが遅れて、すでにALPSスイッチが2つ載っているけど、細かいことは気にしてはいけない。
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基板はスイッチを取り付けるベースの1枚に、アップストリームUSBポートを追加するドーターと、ダウンストリームUSB2ポートの基板という構成。どうやらこのドーターボードを差し替えることで、laptop proとかmini quiet pro化することができるようだ。laptop proに無意味なUSBポートがついていることも、これで納得がいく。

試しに一つだけのせたALPSスイッチ。何の改造もなく、素直に乗ってくれた。この状態でUSB接続したところ、フツーにMatiasキーボードとして認識され、キー入力できた。スバラシイ!Matias GJ!

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しかしスイッチ自体は勢いで外したものの、この空いているスロットすべてにスイッチをのせて半田付けしていくというのは結構気が遠くなるというか…フルキーボードでないとはいえ、約90個ある。

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根性で載せ替えた。載せ替えたあと一人ではしゃぎすぎて写真を撮るの忘れちゃって、キートップを半分くらいつけたところで我に返ったので、なんかやけに中途半端な写真を1枚パチリ。
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伝説のALPSオレンジ軸on Matias mini tactile pro。スイッチ単品で押しているとMatiasもALPSも大して変わらないなぁ、とか思うのだけど、実際にキートップをつけてタイプしてみると全然別物。メカニカルスイッチは奥が深い。R0012487
一度くみ上げてからテストしていたら、4つほど打てないキーがあることが発覚した。組み直す前にテストをするべきだった。いや、そもそもALPSスイッチを外した時点でスイッチが壊れていないかテストするべきだった。Apple Extended Keyboardもかれこれ20年以上前のものなので、いくら頑丈なALPSスイッチとはいえ、へたっているものもたまには混じっている。幸いExtended Keyboard側はまだ10個以上スイッチが余っていたので、別のキーをはずして差し替えることで事なきを得た。

せっかくなので壊れているスイッチを分解。いろいろなサイトで公開されているけど、上下のケースと、キーを押し戻すスプリング(中上)、タクタイル感を出すための板バネ(左下)、スイッチ(右下)、そして軸(中下)という構成。
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スイッチは金属部分が絶縁板を押すことで、2枚の金属板が触れて電気が流れるという構造。壊れたスイッチは、金属部分の折り曲げを強くすることで反応が良くなるスイッチもあれば、全く反応がないものもあり故障の原因はちょっとよくわからない。コテを長時間当てすぎて絶縁板が溶けちゃったかな…

部品を組み立てると、こんな感じ。よく考えたよなぁこんな構造。R0012494
かくして、見た目は依然と何も変わっていないけど、フィーリングだけApple Extended Keyboard IからうけついだALPSオレンジ軸を継承した、俺様的、夢のキーボードが1台組み上がった。
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これは正直、かなりいい。そろそろCODEキーボードのCherry MX Clear版がオーダーできるようになるらしいと聞いているので買おうか迷っていたけど、どっちかというとmini tactile proとALPSスイッチをもう1ペア確保してもう一個作った方がいい気がしてきた。

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Matias Laptop Pro

先月はじめにMatias mini tactile proが届いてから、まだいくらも経っていないのだけど、Laptop Proも買ってみた。

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mini tactile proが最高というほど気に入っているわけではないのだけど、やはり職場のキーボードをなんとか改善したく、mini tactile proが騒音的に無理でもLaptop ProならまぁギリギリOKなんじゃないか…そんな淡い期待とともに購入してみた次第。

Matias Laptop Proは見た目はほぼmini tactile proと同じだが、以下の点が異なる。

  1. quiet proをベースとしたテンキーレスのミニキーボード
  2. 静音性を重視したメカニカルスイッチを採用
  3. Bluetoothによるワイヤレス化。バッテリー内蔵で充電はUSB経由
  4. カラーリングはシルバーフレームにブラックキー
  5. USBポートが3つついているが、本体充電中にUSB側に接続したデバイスを充電できるだけで、コンピューターとはつながってない
  6. 値段が高い

こんなところだ。共通するのは

  1. テンキーレスのコンパクトキーボード
  2. 賛否両論の記号満載のキートップ
  3. 値段の割に安っぽいルックス

こんなところか。

外観など

こうして見るとなかなか渋い色合いに見えるけど、これはたまたま写真がきれいに写っただけ。安っぽさのぬぐい去れない銀色塗装のプラスチックに、黒いキー。最近のMacにはマッチするカラーリングかもしれない。これが本当にアルミ素材とかだったらかっこいいのにな…02

全体像。mini tactile proとはケーブル不要なのが見た目には違うけど、手触り等は全く一緒。好みの分かれそうな右の方のキー配置とかも。03

パーツは明らかにmini tactile proの流用で、フレームはUSBの穴のあいている位置まで完全に一致。試してはいないけど、その気になればmini tactile proとLaptop Proの中身を差し替えたりすることは容易にできるだろう。

ただ、Laptop ProにはLEDが内蔵されていて本体を透過して光るので、mini tactile proと入れ替えてしまうと電源/ペアリングのLEDが見えなくなる。quiet proは黒一色か銀色で色を選べるのにLaptop Proに黒モデルがないのは、多分このLEDが黒だと透過しないためだと思う。

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LEDは電源投入時オレンジに点滅し、電源ボタン長押しのペアリング時は青色に点滅する。でも3、4回点滅した後すぐに消えてしまうので、今どういう状態にあるのかが、もの凄く分かりづらい。ペアリングするのは最初だけとはいえ、もう少しわかりやすいインターフェースにできそうなものだけど。

なお、最近のこの手のキーボードは複数のマシンとペアリングしておいたりできるものもあるけど、Laptop Proの場合は最後にペアリングした1台しか覚えてくれず、複数台をスイッチで切り替えるような使い方は残念ながらできない。

横から。mini tactile proと一緒。Functionキーが低いところとかまで。

07高さ調整の足は透明。これもmini tactile proと共通。キーが黒いから見えづらいですね、写真ヘタクソですみません。

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存在意義がよくわからないUSBポート

Laptop ProはUSB接続ではないのだから本来必要ないはずなのに、律儀にUSBポートがmini tactile proと同じ位置についている。mini tactile proでも思ったけど、3つもいらない。しかもLaptop ProのUSBは充電専用だから本当に意味がない。Jobsじゃないので、ねじ穴をなくせとまではいわないけど、ロゴとか機能的に必要な穴とかは本当に必要な、最小限のものだけに絞ってこそ、いいデザインになると思うんだよね。その辺はちょっと惜しいデザインだと思う。

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Bluetoothキーボードで他のデバイスをUSB充電できるというのは、初めて聞くと意味不明なんだけど、要するにキーボード本体をUSB充電している場合にのみ、ほかのデバイスをあいているUSBポートに接続しておくと一緒にUSB充電ができる、という話。

んー、話としては理解したんだけど…そんな使い方する人いるのかな?充電していたつもりがよく見たらケーブル刺さってなかったとか、悲しくない?常時USBケーブルつないでおけばいいのかもしれないけど、それじゃBluetoothの意味ないよね?

そして当然のようにアップストリームのUSBポートもいらないはずなのだけど、ここには白いスイッチが割り当てられている。Bluetoothだから電源ON/OFFスイッチが必要で、ここにそれを割り当てたワケですね、うーん、ダサい。そもそもこれ、USB micro Bの大きさなので、指で押すには小さすぎるのだけど、なんで右か左のUSB A部分を電源ボタンにしなかったのかな。
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バッテリーは内蔵式で、先にも書いたとおりUSBで充電を行う。この充電に使用するのが、micro Bが電源スイッチでふさがれていることから想像できるかもしれないけど、USB Aオス-USB Aオスという変態ケーブル。一応製品に付属してはいるんだけど、かなり長いケーブルなのでもっと短いのが欲しい、といったときに、そこらではなかなか代替品の買えないこのケーブル。USB micro Bという都合のいいポート用に穴があったのに、何故それを使わないのかなぁ。ここはどうみても電源スイッチと使い方が逆だと思う。

静音メカニカルスイッチ

quiet pro直系の静音性が売りのキースイッチについては、確かにかなり静かで正直、メカニカルキーボードだといわれないと気にならないレベル。自分の判断基準では、職場に持ち込んでも特に怒られることのないレベル。実際職場ですでに1週間ほど運用しているけど、今のところ周りの人は俺様のキーボードが変わったことを視覚的にしか認識しておらず、「カチカチ賑やかだね」などと言ってくる人は幸い一人もいない。

ただしその代償として、カツカツした、いかにもメカニカルキーボードです、という感触はなくなっている。見た目こそ似ているけど、キータッチに関してはmini tactile proとは完全に別物と考えた方がいい。Matiasのmini系は正式にはまだこれから日本に入ってくるところみたいだけど、ベースになっているquiet proとかなら新宿ビックカメラの店頭にでも並んでいるくらいなので、キータッチが気になるなら、近所の家電量販店とかで事前に試してみるのが吉。

そんなわけでmini tactile proとは結構タッチが異なるキーボードなのだけど、カチカチいわない分、それほど力をかけなくても打てるので長時間使っていても疲れず、案外いいキーボードかもしれない。もう少しApple Keyboard Iみたいにスコーンと気持ちよく沈んでくれると完璧だけど。最初に店頭でquiet proを触ったときは、このタッチはダメだと思ったけど、それなりに使ってみると案外これはこれでありって気がしてきた。

そんなわけで、しばらくの間自宅=mini tactile pro、職場=Laptop Proでいってみる予定。総評としては、悪いもんじゃないけど、内容の割にかなり割高な感じがするので物好きな変人にオススメしたいキーボードだ。

Matias mini tactile pro

今日は起きたら頭が痛かったので、会社をサボって休んでMatias mini tactile proを受け取ることにした。好きなこととはいえ土日も仕事やってるんだし、調子の悪いときにたまに休んでも罰も当たるまい。今もまだ頭痛い。

配達は突然に

なぜかMatiasの「台湾の工場から出荷されたよ」メールの翌日に突然、日本郵便から配達された。いくら台湾が近くても、国際郵便は1日で届かないだろ〜。どんなタイミングでメール送っているんだ、あんたらは。

2013-08-08-12.09.28

mini tactile proは2013年3月にその存在をWebで知って即オーダーした。しかし当初5月といわれた納品は何の連絡もないまま6月、7月と勝手に延期され、もう手に入らないのではないかと思った頃、順当に8月に延期された。どうせこのまま9月に延期するのだろう、と思っていたところで想像していなかった8月1週目の配達。もうちょい運営をしっかりやってほしい。延期している間も一度も連絡ないし…

tactile pro

mini tactile proのベースは、Matiasの主力製品であるtactile pro。テンキー付きのフルキーボードで、ボンダイブルーなブラウン管iMacの頃のAppleのキーボードに似た形状、特に上部の左右両端にUSBデバイスをデイジーチェーン接続するための端子がついているあたりはGS Keyboardあたりからの伝統。

tactile proがなかなかよさげなのは以前から知っていたし、今は日本でも割と簡単に手に入る。でもAppleのKeyboard IとかGS Keyboardなんかと比べるとかなり大きくて邪魔くさかったので、ずっと手を出さずにいた(初代はALPSのスイッチだけどそれ以降は似ている別物ってことでプレミア感もなくなっていたし)。

そこに来てこの小型モデル。結構これを待っていた人は多いんじゃなかろうか。mini tactile proは最近プログラマーが16進ダンプとかを入力しなくなった、のが理由かどうかは知らないけど、tactile proからテンキーを省いたコンパクトモデル。ただ、コンパクトといってもHHKなんかと比べるとかなり大きい。やはりこの辺はアメリカ感覚なコンパクト、だと思っておいた方がよい。あ、Matiasはカナダの会社だけど。

いざ開封

本体ももちろんだけど、箱もコンパクトでいい感じ。キーボード以外にUSBケーブルが入っている。予想に反して色が銀色で、本体と明らかに合ってない感じがしたので使わないけど。
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テンキーをすてて、カーソルキーとPage Up/Down、Foward Deleteを右端に無理矢理詰め込んでいる。率直に言って美しいレイアウトとは言いがたく、もうちょいなんとかできなかったのか(特に右の方)と思うが、よく使うであろうキーを隙間にがんばって詰め込んだ努力は買いたい。さらにカーソル右上のFnキーと組み合わせることでPage Up/DownがそれぞれHome/Endになる。カーソルキーにはFnの組み合わせでF13〜F15とCDイジェクトが割り当てられている。
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キーの文字はレーザー刻印だとか。若干ピンぼけしたように見え、特に美しいということもないんだけど。各キーの右上にはOptionキーの組み合わせで入力できる特殊記号が書かれているが、余計なものが印刷されておらずすっきりしているのが美しいとされることも多いUSキーボードを考えると、これは好き嫌いがはっきり分かれそう。

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全体像はこんな感じ。上にUSBポートが飛び出している関係で、縦方向に結構スペースをとる。最近はUSBの入力デバイスって減ってきているし、無理にキーボードからデイジーチェーンする必要ないと思うんだけどなぁ。マウスをつなげたかった昔ならわかるんだけど。このスペースを削って完全な四辺形にする方がデザインとしてはいけていると思うんだけどね。

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横から。このままだと平たすぎて使いづらい。
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足が裏に2つついているので、それでたたせるとこの形。これでやっと普通のキーボードって感じ。多段階で調整できるともっといいと思うんだけど、残念ながらON/OFFの二択。キーはAppleの昔のキーボードのようにカーブを描いているけど、よく見ると一番上の列のFunctionキーだけ引っ込んでいてなんか変。ここだけ基板が別なのかなぁ。あまり使わないからいいけど。

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後ろにはmicro USBをつなぐための端子と、左右に次いで3つめのUSBポート。そんなにたくさんいるか?USBポート。ましてこの位置に開けなくても…って気がしてならない。上流につなぐmicro USBも、このデザインだったら横に出せばスマートなのになぁ。よくできたキーボードだけど、デザイン的にはいろいろ細かいところで詰めが甘い感じのする残念な品である。2013-08-08-12.17.29

Apple Keyboard Iと並べてみた。横幅が10キー分少ないけど、奥行きはFunction Keyの1列とUSBポートのバーがある分かなり広がっている。まぁ一般的な89キーのキーボードのサイズはこんなものかな。カーソルキーも逆T字で普通の人が使いやすい配列(いや、横並びのApple Keyboard Iが変なだけか)。

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好みが出そうなのがこのあたりのキーの配列。Page Up/Down、Fn、Foward Deleteはこれでいいのか?個人的にはこのあたりはほとんど使わないのでどうでもいいけど。カーソルキーのところの並びが不揃いに見えるんだよねこれ。

2013-08-08-12.21.17

Forward DeleteがあるということはCtrl+Alt+Delが押せるようになるので、VMwareとかでWindowsのゲストを使う際には重宝するかもしれない。これがAppleの純正アルミキーやMacbookだと、押せないことはないんだけどCtrl+Alt+Fn+BackSpaceなので押しづらくてねぇ。

Apple Keyboard Iと比較すると、わずかながらmini tactile proの方が高さがある。キーはつや消しで、フレームの光沢白との差がだんだん目立ってきそう。交換用キートップとかないのかな。2013-08-08-12.22.08

ちなみにMatiasのキーボードは実物を手に入れてみると、Webで見ていたよりも安っぽく見える、という意見をよく見るのだけど、実際手にしてみると確かにそういう気がする。安っぽいというか、作りが雑。塗装の下にゴミが入ってるみたいな状態のところが数カ所あった。プラモのフレームから外したところをやすりで削ってないみたいな。まぁ使い勝手には関係ないからほとんど気にしてないけど。日本で売ると結構うるさく文句言う人がいるんではなかろうか。2013-08-08-13.03.45
ここまでデザインの文句ばっかいっているけど、とりあえずApple Keyboard Iを外してメインキーボードにしているくらいに、今のところは気にいっている。しっかりしたカツカツ感あふれるメカニカルキーが大好きで、コンパクトなキーボードが好きな人には一応お勧めしておきたい。値段が結構するので誰にでも幅広くおすすめ、とまではいかないけど。

ただ音は想像以上にうるさい。職場の近隣住民から騒音被害で訴えられるレベルのカチャカチャ音。勇気を振り絞って職場に持って行くのもありっちゃありだが、人がたくさんいるところで使うならlaptop proの方がいいかも。

実はmini tactile proをオーダーする際、laptop proにするか結構迷った。でもlaptop proのベースになっているquiet proとtactile proを店頭で比較したとき、quite proはキーを押し込んだときのカチッという感触が弱くて、個人的にはNGだった。quiet proのタッチでも満足できるのであれば、bluetooth接続になっている分laptop proの方がいいと思う。

昔と比べるとろくなキーボードがない現状では、mini quiet proはMac用キーボードとしてはなかなかよい選択肢だと思う。価格が高いとか、なかなか出荷されないとか、作りが雑とか課題はあるけど、こういうものはいつ会社がつぶれて(失礼)オークションで高騰するかわからない。ほしいかも、と思ったらとりあえず買っておくべき。まだ日本では売ってなさそうだし、予備で一個追加オーダーしておくかなぁ。