CODE Keyboard (Cherry MX Clear Switch)

昨年夏に少し話題に上った、CODE Keyboard。なかなか良さそうだと思ったのだけど夏の出荷分はあっという間に売れてなくなりオーダーを入れることができなかった。それで次回ロット分出荷待ちのメール通知を登録していたのだけど、先日ようやくモノが届いた。

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CODE Keyboardは現時点ではキースイッチの異なる2種類存在する。Cherry MX Clearと、Cherry MX Greenだ。昨年出荷されたオリジナルはCherry MX Clear Switchを採用していたが、今年に入ってからはClear Switchの入手困難からか、Cherry MX Green Switchに差し替えたバージョンも出荷されている。

ただMX GreenはCherry MXの中でも比較的重いスイッチらしいので、Real Forceほどではないけど軽快なタッチを求める自分は、あえてClearスイッチが出てくるのを待つことにした。どうせ買うなら、自分の使い慣れたALPSオレンジ/ピンクと感触が似ている方がいい。

でも、どうやらClearって本当に入手困難なスイッチらしく、半年も待つことになった。ちなみにGreenモデルは今でもフツーにオーダーできる。

値段はUSPSで配送料$50くらいとられて本体と併せて約$200くらい。海外からキーボードを買うといつも結構いい額になってしまうのは、1/4位が送料だから、っていうところがいつも残念。

とりあえずパッケージ

パッケージは白色に薄いグレイで文字の入ったシンプルなもの。

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この箱はMatiasのmini tactile proと同じくらいの小さなものなのだけど、配送はこれよりも一回り、いや二回りくらい大きいダンボールに入ってくるので、最初に荷物を受け取ったときにはどれだけ巨大なキーボードなのかと不安になってしまった。開けてみればなんのことない、日本でおなじみの過剰包装で、衝撃吸収剤が大量に入っているだけだった。そんなことしなくていいから送料安くしてほしいなぁとか思うわけだけど、日本人は箱つぶれとかにうるさいから気をつけろ、とかいう感じなんだろうか。

この商品が量販店の店頭なんかに置いてあるとしたら、このデザインは地味過ぎて目立たないだろうけど、通販しかしないならこういうデザインも効果的。関係ないけど一時期のMicrosoftがiPodのパッケージをリデザインしたら、みたいな話を思い出した。code02

外観など

確かめたわけではないけど、本体は見た感じFILCOのMajestouchとそっくり。どうも同じOEMものっぽい感じだ。ちょっと検索したところ、CODE KeyboardのベースになっているWASD KeyboardはCOSTARのOEMだというだけど、なるほど、確かに見た目まさにこれだ。

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で、右下にFILCOとかプレートつけたら、多分Majestouchにしか見えない。なんかそこらで購入できるキーボードと大して変わらないって考えちゃうとガッカリだから、これ以上は考えないことにする。

これはテンキーレスモデルだけど、ほかにテンキー付きのフルキーボードもある。値段は$5.00しか変わらないので、純粋にレイアウト的にテンキーがほしいかどうかで決めればよい。

横から。最近のキーボードに多いかなりフラットな並び。個人的には、大昔のキーボードに慣れちゃっているので、もうちょっと大きくカーブを描いている方が好み。code04

キーボードのケーブルはUSB Micro B。ケーブルの取り回しは後方3カ所、左右1カ所ずつの計5カ所から選べるようになっている。

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足を立てたときと畳んだときそれぞれのためにフロント側のゴム足がついているのはおもしろい。でもいつも疑問に思うのだけど、こんなフラットなキーボードを足を立てないで使う人っているのだろうか?

キートップ

こうして近づいてみると…残念ながら特に高級感あふれるキーボード、とかいう感じではない、割とフツーのキーボードだった。期待のしすぎは禁物である。

code07キートップはABSで、白色の光を通すものにつや消し黒色塗装がしてあるみたい。文字をキートップに印刷しているわけではないので、長年使っても文字がかすれてくるといったことがないのは一つのメリット。でも使っているうちに表面がツヤツヤになってくるのは避けられなさそう。交換用キートップを販売してほしい。Cherry MXなのでサードパーティー(?)の様々な交換用キートップが使えるというのはあるだろうけど、バックライト透過タイプはあまりほかに例がないので。

OSキーには刻印がなく、Mac用でもWindows用でもない中立的な印象だけど、なんか味気ない。OSキーはDIPスイッチで無効化することもできるので、Windowsキー氏ねとか思っている人は無効化することも可能。ちなみにWindowsとMacではOSキー位置がALTと逆の位置にあるわけだけど、これもDIPスイッチで逆転できる。そのためかどうか知らないけど、キートップを外すための工具も付属している。そういえば、職場でその作業をするためキートップを外していた時に、「あ…壊している…」って言われた。いや、全然壊してませんから…

上から眺めていたら、あちこちのキーにバリが残っているのに気づいた。しかもかなりでかいw。これじゃヘタクソな人がつくったプラモデルみたいだぜ…

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Cherry MX Clear Switch

MX Clear Switchは想像していたよりもバネの力が少し強いけど、まぁ許容範囲。ALPSオレンジ軸同様に押し下げ始めたところに軽いタクタイル感がある。リニアタイプが好きな人には向かない感じの感触。

メカニカルキースイッチなので、実際カチャカチャいう音がどの程度なのかと心配していたけど、幸いこれはほとんど気にならないレベルだった。職場なんかに持ち込んでも誰もメカニカルスイッチのキーボードだとは思わないのではなかろうか。むしろ、静かすぎてリターンキーやシフトキーについているスタビライザー(金具)のシャカシャカ言う音の方が気になるレベル。WASD Keyboardでは静音化するためのゴムリングなんかも扱っているけど、特にそういうアイテムを取り付ける必要性は感じなかった。まぁ、あくまでも普段からメカニカルキースイッチのキーボードしか使っていない人の意見ですが。

LEDバックライト

MX Clear Switch以外でほかのWASDキーボードと劇的に異なる点、それは白色LEDのバックライト。キートップは文字が透過するようになっている。明るさはFn+F11で7段階、Fn+F12でOFFと8段階から選択できる。
code05バックライトはMX Clearのスイッチが光るわけではなく、スイッチの上にLEDが配置されているだけ。キートップが小さめで隙間がきっちり埋まっていないこともあり、キーの文字よりも隙間がより強力に光っている。デザイン上狙っているのかこうなっちゃっただけなのかよくわからないけど、ちょっと格好悪い気がする。ベースの鉄板が白色というのも良くないような。

Fnキー

最近のキーボードではよく見かけるFnキー。少ないキーでより多くの機能を提供するために使われることが多い。CODE Keyboardにもついているけど、これは右下にあるApplicationキーと排他での利用となる。Dipスイッチで切り替えるとApplicationキーがFnキーとして動作するようになる。バックライトの調整やマルチメディアキー(再生、一時停止、停止、戻し、早送り、ボリューム+ミュート)が使える。その代わりにApplicationキーは使えなくなるので、Windowsで使う場合は悩ましい選択かもしれない。

このFnキーは名前こそ同じだけど、MacBookとかにあるキーボードのFnとは違う動作なので、Fキーの挙動を変える目的(F1-15キーと、LCDの明るさ調整をしたりMission Controlを呼んだりする機能の入れ替え)では使用できない。あくまでもバックライトとマルチメディアキー専用。この辺はMac、Windows用それぞれある程度特化して作っているMatiasなんかだとちゃんとカバーされているので、なんでもかんでも汎用化するのがいいとは限らないものだと実感したりする。

KVM切替器で使えない…

機能的なところで一番残念だったのが、KVM切替器を入れている職場では使えなかったということ(もともとデスクスペースの狭い職場用に買ったのに…)。KVM切替器はConnect ProのDDMを搭載しているUD-12+を使っているのだけど、ホストPCからバスパワーでつかっていてACアダプタを使っていないので、おそらく供給電力が足りないのだと思う。切替器につなぐとバックライトが点滅を繰り返すだけで、切替器にも認識されない。

こういうときはデバイスをセルフパワードなUSBハブにつけると動いたりするモノだけど、切替器にキーボードとして認識してもらわないとホットキーでの切替ができないから、これもなし。切替器にACアダプタをつなげば使える可能性もあるけど、すでにコンセントも埋まっているし、自宅でつかえばいいか、と考え直して結局CODE Keyboardは自宅のiMacとつなげて使うことにした。

全体としては

なかなかいいんじゃないかと思う。Cherry MXの耐久性とかが気になるところではあるけど、壊れないようならもう一台くらい予備で買っといてもいいかな。Matiasのキースイッチは使い始めて数ヶ月でチャタるようになってきたので、ALPSスイッチを移植する以外ではもはや使う気がしないのだけど、CODE Keyboardはそういうことがないことを期待したい。

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