NAVA N_pouch

実はもうAssistOnでは売っていないんだけど何年か前にNAVAのバッグでN_pouchというのを購入した。

http://web.archive.org/web/20090122071331/http://www.assiston.co.jp/?item=1797

自分はおっさん指向(Ossan-Oriented、必要性が全く感じられないけど、流れ的に無理やり略してOO)でファッションとかには基本的に興味がなく、昔は休日のお出かけにはセカンドバッグとかを持ち歩いていた。しかしそれはあまりにもおっさんくさすぎる、との抗議を受けて(OOなんだからいいじゃん、とか思いつつも)とりあえず買ってみたのがこれだった。

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NAVAのサイトを見ると同じようなものが今はN_Woolとかの名称で売られているみたいだけど、AssistOnでの取り扱いは遠い昔に終了している。

なんで今更このバッグの話題なのかというと、iPad miniにぴったりなサイズだということに先日気づいたから。

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デザインは深澤直人さん。最近だと無印の家電シリーズ刷新が話題になっていたけど、深澤さんのデザインはシンプルで主張し過ぎないところがいい。

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実は消費税が上がる前に何を買っておこうか、なんて考えていて、先日手が滑ってiPad mini retina display 128Gを買ってしまったのだけど。せっかく従来使用していたiPad2よりも大幅に小さくなったので、普段から持ち歩いてみようと思ったものの、休日の外出でこれを持ち歩くのにいいサイズのカバンってなかなかいいものがない。iPad mini専用をうたう製品もいくらかあるけど、どれもイマイチデザインがきにいらない。

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そもそもAppleの製品専用にデザインされた鞄って、どうもデザインが好きになれないのが多い。Appleの向かう方向性に合わせようとし過ぎていて、どれも狙いすぎというか。ぱっと見ため綺麗だけど、すぐに飽きそうなデザインが多い気がする。

N_pouchはiPad miniが出るよりも前の製品なので、サイズの一致はただの偶然。まぁ、チョットギリギリすぎる感じではあるけど、iPadだけを持って出かけたい時にはちょうどいいサイズではないか。

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N_pouchに欠点があるとすれは、それは袋自体が非常に深くて、中についているファスナー開けたりポケットにものを入れたりするのが大変なところ。上半分を折り曲げることで袋を閉じるというスタイルを採用したが故の課題といえる。

pouchよりも大きいバッグでは、ストラップを付ける位置を変更して長い袋に早変わり、というギミックがあるのでここも含めていいデザイン、となるのだけどpouchの場合は固定なのでちょっと残念。

まぁそれでも、iPad持ち歩くだけなら問題ない。そんなわけで、iPad miniだけをコンパクトに持ち運ぶ鞄を探しているなら、候補の一つとしてお勧めしておきたい品なのであります。

Matias mini tactile pro meats ALPS orange switch – Season 1

Matias Keyboard

Matiasはカナダでメカニカルスイッチのキーボードを販売しているブランド。どちらかというとMac界隈で知られたブランドで、日本ではややマイナーだけど、ダイヤテックが販売を代行しているので、国内でも全部ではないけど一応入手できる。もちろん、Matiasのオンラインショップで発注すれば、日本にも送ってくれる。

Matiasの最近のキーボードは、基本的にMatias tactile proの流れを汲むもの。ALPSのキースイッチに魅了されたCEOのEdgar Matias氏が、ALPSのキースイッチ生産終了の知らせを受け、最後に製造されたALPSスイッチをごっそり買い占め、Apple Extended Keyboard IIのようなフィーリングのUSBキーボードを作ったというのが初代tactile pro。デザイン的には、Appleの昔のPro Keyboardを模している。自分は持っていないけど、Webの記事なんかをを見ている感じでは結構評判も良かったようだ。

しかしその後はALPSスイッチが入手できなくなったこともあり、別の「似た」スイッチに切り替えてメカニカルスイッチのキーボードを作り続けている。だから現在ラインナップされているtactile proは名前や見た目こそ似ているけど、残念ながら初代tactileとは別物。

mini tactile pro

そんなMatiasから、テンキーを省いたmini tactile proが登場したのが昨年の初め。Mac向けキーボードも「小型」だけに絞ればApple Wireless Keyboard (アルミ)とかLogitecとかHHKとかそれなりにいろいろ選択肢があるけど、メカニカルキーボードとなると案外なかったりする。見た目的には自分のほしいサイズのキーボードだったし、ちょうどALPS以降のスイッチがどの程度のものなのかにも興味があったので、あまり期待はせず昨年試しに買ってみた

使ってみると感触はALPSスイッチとは全然違ったけど、デザインとかキー配列は現代的でなかなか良く、全体としてのバランスはそんなに悪くなかった。右端の方のキーレイアウトは好きではないけど、よく使うキーをうまく狭いスペースに配置しているし、全く入力できないよりはいい。Fnキーを組み合わせればAppleのキーボードで使えるボリュームや明るさの調整なんかもできるし。

でも、キータッチに関しては、ちょうどCherry青軸のようなしっかりした重めのタッチで、音もカチャカチャと安っぽい音がするのが次第に気になるようになってきた。致命的とかではなかったのだけど、結局使い慣れたAppleのM0116、通称Keyboard Iに戻ってしまった。

Back to Apple Keyboard I

Apple Keyboard IはALPSピンク軸採用で、Appleのメカニカルキーボードの中でもタッチは最高と言わるモデル。メカニカルスイッチ特有のカチカチではなく、どちらかというとスコスコという感触。変に力をかけなくても自然にキーを押し下げることができ、吸い込まれるようにスッと沈む。

しかしキーの配列がかなり変態向けで、F1-F15やDelもないのでVMwareやRemote DesktopでWindowsを使うには少々不便。~とか¥の位置もスペースキーの隣とかだし(これはこれで慣れると案外使いやすいのだけど)。それにUSBで使うにはiMateのように、今は既に製造終了しているUSB変換アダプタが必要になる。今風に使うにはいろいろ不便の出る品であるのは間違いなく、キーの感触をとるか利便性をとるか、あちらを立てればこちらが立たず。

Matias meats ALPS

そんなわけでmini tactile pro、デザインはなかなかいいんだけどキースイッチはやっぱイマイチだなー、本物のALPSだったら良かったのにー、とかかねてより思っていたわけだけど、Webを見ていたら、偽ALPSスイッチをALPSの本物で差し替えるという乙な改造をされている方を見かけた。

それをみて思い出したんだけど、mini tactile proのスイッチ、見た目ALPSにそっくりなのだ。ほら。

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こちらが拡大写真。
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こちらがALPSオレンジ軸。全く同じ顔をしている。裏の足も同じ間隔で生えているし、プラスチックのケースも同一形状。差し替えられる、確信した。
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ちなみにこのオレンジ軸はApple Extended Keyboard I (初代)のもの。一つだけ色が白いのは、プッシュ式のCAPSロックだから。ALPSスイッチの中にはLED付きのものもあるけど、Appleの場合キーボード本体に専用のLEDスペースがあるので省略されているものと思われる。

Extended KeyboardのLEDはこれ。右上に3つ緑LEDが並んでいる。この頃のAppleの拡張キーボードは、F1-F15キーの列が軸を縦方向にしているところも興味深い(困ったことにそのせいで、移植先でキートップが流用できないんだけど)。
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まぁそんなわけで、思いついたときに手元に材料がそろっていたので、Matias mini tactile proキーボードのALPS化作戦が始まったわけであります。ちなみにApple Extended Keyboard Iってものすごく希少品で、本来ぶっ壊すとか論外なんだけど、こいつはヤフオクで3000円くらいで手に入れた、かなり変色したものだったので、まぁいいかなぁと。一応、保存用にはもう少しきれいなのが、ちゃんと1台とってある。

いざ、移植

実際の移植作業は、半田吸い取ってパーツ剥がしてつけ直すだけ…なんだけど、最初はMatiasキーボード初分解でどういう構造なのかさっぱりわからなくて、まずMatias側で軸を全部抜いてしまった。しかしこれをやる必要は全くないので、良い子は真似しないこと。
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しかも、これをやるとスイッチの端子部分(写真で各スイッチの奥に見える銀色いパーツ)が曲がってしまって、使えなくなることが多い。ALPSスイッチの場合ここは絶縁板と板バネの合体したパーツなので、余程バカやらないかぎりは壊れない。Matiasのはただの薄い金属板なので抜き方を間違えると即アウトである。

あと、半田づけし直さなくても軸の入れ替えってできるんじゃないかと最初は思っていたのだけど、これはできなかった。表向きは同じ形をしているけど、先の接点の話のように中身はだいぶコストダウンされちゃっていて、別物。同じなのは外観の形状だけだ。当然ながら、ALPSスイッチ同士なら、中のパーツを差し替えれば半田を剥がさなくても軸の交換が可能である。そんなわけなので、次やるときはこんな無駄な作業しないで、いきなり半田吸い取ることにする。

徹底分解後のMatias mini tactile pro。写真撮るタイミングが遅れて、すでにALPSスイッチが2つ載っているけど、細かいことは気にしてはいけない。
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基板はスイッチを取り付けるベースの1枚に、アップストリームUSBポートを追加するドーターと、ダウンストリームUSB2ポートの基板という構成。どうやらこのドーターボードを差し替えることで、laptop proとかmini quiet pro化することができるようだ。laptop proに無意味なUSBポートがついていることも、これで納得がいく。

試しに一つだけのせたALPSスイッチ。何の改造もなく、素直に乗ってくれた。この状態でUSB接続したところ、フツーにMatiasキーボードとして認識され、キー入力できた。スバラシイ!Matias GJ!

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しかしスイッチ自体は勢いで外したものの、この空いているスロットすべてにスイッチをのせて半田付けしていくというのは結構気が遠くなるというか…フルキーボードでないとはいえ、約90個ある。

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根性で載せ替えた。載せ替えたあと一人ではしゃぎすぎて写真を撮るの忘れちゃって、キートップを半分くらいつけたところで我に返ったので、なんかやけに中途半端な写真を1枚パチリ。
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伝説のALPSオレンジ軸on Matias mini tactile pro。スイッチ単品で押しているとMatiasもALPSも大して変わらないなぁ、とか思うのだけど、実際にキートップをつけてタイプしてみると全然別物。メカニカルスイッチは奥が深い。R0012487
一度くみ上げてからテストしていたら、4つほど打てないキーがあることが発覚した。組み直す前にテストをするべきだった。いや、そもそもALPSスイッチを外した時点でスイッチが壊れていないかテストするべきだった。Apple Extended Keyboardもかれこれ20年以上前のものなので、いくら頑丈なALPSスイッチとはいえ、へたっているものもたまには混じっている。幸いExtended Keyboard側はまだ10個以上スイッチが余っていたので、別のキーをはずして差し替えることで事なきを得た。

せっかくなので壊れているスイッチを分解。いろいろなサイトで公開されているけど、上下のケースと、キーを押し戻すスプリング(中上)、タクタイル感を出すための板バネ(左下)、スイッチ(右下)、そして軸(中下)という構成。
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スイッチは金属部分が絶縁板を押すことで、2枚の金属板が触れて電気が流れるという構造。壊れたスイッチは、金属部分の折り曲げを強くすることで反応が良くなるスイッチもあれば、全く反応がないものもあり故障の原因はちょっとよくわからない。コテを長時間当てすぎて絶縁板が溶けちゃったかな…

部品を組み立てると、こんな感じ。よく考えたよなぁこんな構造。R0012494
かくして、見た目は依然と何も変わっていないけど、フィーリングだけApple Extended Keyboard IからうけついだALPSオレンジ軸を継承した、俺様的、夢のキーボードが1台組み上がった。
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これは正直、かなりいい。そろそろCODEキーボードのCherry MX Clear版がオーダーできるようになるらしいと聞いているので買おうか迷っていたけど、どっちかというとmini tactile proとALPSスイッチをもう1ペア確保してもう一個作った方がいい気がしてきた。