Matias Laptop Pro

先月はじめにMatias mini tactile proが届いてから、まだいくらも経っていないのだけど、Laptop Proも買ってみた。

01

mini tactile proが最高というほど気に入っているわけではないのだけど、やはり職場のキーボードをなんとか改善したく、mini tactile proが騒音的に無理でもLaptop ProならまぁギリギリOKなんじゃないか…そんな淡い期待とともに購入してみた次第。

Matias Laptop Proは見た目はほぼmini tactile proと同じだが、以下の点が異なる。

  1. quiet proをベースとしたテンキーレスのミニキーボード
  2. 静音性を重視したメカニカルスイッチを採用
  3. Bluetoothによるワイヤレス化。バッテリー内蔵で充電はUSB経由
  4. カラーリングはシルバーフレームにブラックキー
  5. USBポートが3つついているが、本体充電中にUSB側に接続したデバイスを充電できるだけで、コンピューターとはつながってない
  6. 値段が高い

こんなところだ。共通するのは

  1. テンキーレスのコンパクトキーボード
  2. 賛否両論の記号満載のキートップ
  3. 値段の割に安っぽいルックス

こんなところか。

外観など

こうして見るとなかなか渋い色合いに見えるけど、これはたまたま写真がきれいに写っただけ。安っぽさのぬぐい去れない銀色塗装のプラスチックに、黒いキー。最近のMacにはマッチするカラーリングかもしれない。これが本当にアルミ素材とかだったらかっこいいのにな…02

全体像。mini tactile proとはケーブル不要なのが見た目には違うけど、手触り等は全く一緒。好みの分かれそうな右の方のキー配置とかも。03

パーツは明らかにmini tactile proの流用で、フレームはUSBの穴のあいている位置まで完全に一致。試してはいないけど、その気になればmini tactile proとLaptop Proの中身を差し替えたりすることは容易にできるだろう。

ただ、Laptop ProにはLEDが内蔵されていて本体を透過して光るので、mini tactile proと入れ替えてしまうと電源/ペアリングのLEDが見えなくなる。quiet proは黒一色か銀色で色を選べるのにLaptop Proに黒モデルがないのは、多分このLEDが黒だと透過しないためだと思う。

06

LEDは電源投入時オレンジに点滅し、電源ボタン長押しのペアリング時は青色に点滅する。でも3、4回点滅した後すぐに消えてしまうので、今どういう状態にあるのかが、もの凄く分かりづらい。ペアリングするのは最初だけとはいえ、もう少しわかりやすいインターフェースにできそうなものだけど。

なお、最近のこの手のキーボードは複数のマシンとペアリングしておいたりできるものもあるけど、Laptop Proの場合は最後にペアリングした1台しか覚えてくれず、複数台をスイッチで切り替えるような使い方は残念ながらできない。

横から。mini tactile proと一緒。Functionキーが低いところとかまで。

07高さ調整の足は透明。これもmini tactile proと共通。キーが黒いから見えづらいですね、写真ヘタクソですみません。

08

存在意義がよくわからないUSBポート

Laptop ProはUSB接続ではないのだから本来必要ないはずなのに、律儀にUSBポートがmini tactile proと同じ位置についている。mini tactile proでも思ったけど、3つもいらない。しかもLaptop ProのUSBは充電専用だから本当に意味がない。Jobsじゃないので、ねじ穴をなくせとまではいわないけど、ロゴとか機能的に必要な穴とかは本当に必要な、最小限のものだけに絞ってこそ、いいデザインになると思うんだよね。その辺はちょっと惜しいデザインだと思う。

04

Bluetoothキーボードで他のデバイスをUSB充電できるというのは、初めて聞くと意味不明なんだけど、要するにキーボード本体をUSB充電している場合にのみ、ほかのデバイスをあいているUSBポートに接続しておくと一緒にUSB充電ができる、という話。

んー、話としては理解したんだけど…そんな使い方する人いるのかな?充電していたつもりがよく見たらケーブル刺さってなかったとか、悲しくない?常時USBケーブルつないでおけばいいのかもしれないけど、それじゃBluetoothの意味ないよね?

そして当然のようにアップストリームのUSBポートもいらないはずなのだけど、ここには白いスイッチが割り当てられている。Bluetoothだから電源ON/OFFスイッチが必要で、ここにそれを割り当てたワケですね、うーん、ダサい。そもそもこれ、USB micro Bの大きさなので、指で押すには小さすぎるのだけど、なんで右か左のUSB A部分を電源ボタンにしなかったのかな。
05

バッテリーは内蔵式で、先にも書いたとおりUSBで充電を行う。この充電に使用するのが、micro Bが電源スイッチでふさがれていることから想像できるかもしれないけど、USB Aオス-USB Aオスという変態ケーブル。一応製品に付属してはいるんだけど、かなり長いケーブルなのでもっと短いのが欲しい、といったときに、そこらではなかなか代替品の買えないこのケーブル。USB micro Bという都合のいいポート用に穴があったのに、何故それを使わないのかなぁ。ここはどうみても電源スイッチと使い方が逆だと思う。

静音メカニカルスイッチ

quiet pro直系の静音性が売りのキースイッチについては、確かにかなり静かで正直、メカニカルキーボードだといわれないと気にならないレベル。自分の判断基準では、職場に持ち込んでも特に怒られることのないレベル。実際職場ですでに1週間ほど運用しているけど、今のところ周りの人は俺様のキーボードが変わったことを視覚的にしか認識しておらず、「カチカチ賑やかだね」などと言ってくる人は幸い一人もいない。

ただしその代償として、カツカツした、いかにもメカニカルキーボードです、という感触はなくなっている。見た目こそ似ているけど、キータッチに関してはmini tactile proとは完全に別物と考えた方がいい。Matiasのmini系は正式にはまだこれから日本に入ってくるところみたいだけど、ベースになっているquiet proとかなら新宿ビックカメラの店頭にでも並んでいるくらいなので、キータッチが気になるなら、近所の家電量販店とかで事前に試してみるのが吉。

そんなわけでmini tactile proとは結構タッチが異なるキーボードなのだけど、カチカチいわない分、それほど力をかけなくても打てるので長時間使っていても疲れず、案外いいキーボードかもしれない。もう少しApple Keyboard Iみたいにスコーンと気持ちよく沈んでくれると完璧だけど。最初に店頭でquiet proを触ったときは、このタッチはダメだと思ったけど、それなりに使ってみると案外これはこれでありって気がしてきた。

そんなわけで、しばらくの間自宅=mini tactile pro、職場=Laptop Proでいってみる予定。総評としては、悪いもんじゃないけど、内容の割にかなり割高な感じがするので物好きな変人にオススメしたいキーボードだ。