Apple Keyboard I

それこそ星の数ほどあるキーボード。HHKとかRealForceとかはよく聞くけど、自分にとってのNo.1キーボードは、Apple Keyboard I。これは今使用しているもの。もともとカラクラIIをヤフオクで落札したときについてきたおまけなんだけど、前オーナーはほとんど使われていなかったのか、色やけの少ない、なかなかの美品。結局カラクラはディスクをフラッシュ化したりして遊んだ後は使ってなくて放置されているけど、おまけでついてきたに過ぎないこのキーボードにはホント毎日世話になってる。

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そんなこだわりのKeyboard I、先日ヤフオクに箱入りの上物がでていたので、バックアップとして確保しておくことにした。どういうわけかもともと出荷数が少ないはずのGS Keyboardは割と頻繁に出品されるんだけど、Keyboard Iはなかなかきれいなのが出ない。ましてや、箱付きなんて。ヤフオクはずっと観察してるけど、箱入りがきたのは数年ぶりじゃないかな。

おそらく元々は白色の箱なんだけど、結構色がついている。なんだかんだいって1980年代の商品だもんね。およそ30年も前になるんだから、きれいに原形をとどめていること自体に拍手したい感じ。

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通称はKeyboard Iだけど、正式名称はApple Keyboard。

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Classicあたりから急に庶民に手の届くコンピューターとなったMac、それと時を同じくしてフニャペナキータッチの安っぽいApple Keyboard IIが出てきたので、便宜上Iと呼ばれているのだろう。ちなみにApple Keyboard IIは形こそGS keyboardを彷彿とさせるかわいいデザインだったけど、キータッチは同じメーカーの品とは思えない粗悪品だった。どこのメーカーもコストがかかってタイプ音がうるさいキーボードを低評価していた時代なんだろうな。

で、こちらが今回落札したもの。

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並べてみると今回の品がどれだけきれいなのかがよくわかる。奥が現行、手前が今回入手したもの。写真の光の入り方の関係ももちろんあるけど、かなり白い。現行機もかなりきれいなんだけどやはり比較するとこうなるか。

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Keyboard I、Extended Keyboard Iに共通するのがこの6色リンゴの位置。後期のKeyboard II系では上にロゴが入る。

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CapsとControlがこの位置なのもこのキーボードの特徴。学校なんかでUNIXワークステーションを使っていた理系の人が好きなレイアウトかな。俺様は文系の安物PC育ちなので、この配列が実はあまり好きじゃない。

そんなのCaps Lockと入れ替えればいいじゃん、と思われるかもしれないがこの頃のAppleのキーボードはCapsが押し込まれてロックされるタイプのスイッチになっていて、使えないとまではいわないけど、リマップしても今まで以上に違和感の残る感じになってしまう。だから変な話だけど、人間の方がキーボードに合わせるようにしている。

そうそう、このキーボードでレイアウトについてもう一つ重要なのが、ファンクションキーがついていないということ。今のMac OS Xでは様々な機能がFunctionキーにマッピングされているので、結構不便。それでもまぁ、Functionキーがないとできないような操作は基本的にはないので、LaunchBarとかを駆使することで無理矢理対応する。漢字変換なんかはFunctionキーを使う作業の筆頭じゃないかと思うけど、これもCtrlキーのショートカットでやってる(これは、慣れてくるとこっちのがいいかも)。

その代わりでは絶対にないと思うんけど、Power Keyなるものがついている。この頃のMacはこのPower Keyを押すことで、Macの電源をKeyboardからONにすることができた。当時自分はAT互換機ユーザーだったのでこのどうでもいい機能にあこがれたものだ(ACPIがWindowsに来たときはこういうのが実現するのも時間の問題と思ったけど、全く来なかったな…)。

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実はこのPower Key、電源は入れられないけど、落とす方は今のOS Xでも使える。このキーを押すと、リンゴメニューからShutdownを選んだ時と同じダイアログが表示される。まぁうれしいかっつーと微妙なんですが。

キーボードの接続インターフェースはADB(Apple Desktop Bus)。iMac以降ADBは廃止されているので、当然そのままでは今のMacにはつながらない。そこでADB-USB変換するためのデバイスであるiMate経由で接続する。iMateはブラウン管iMacが出た頃に、ソフトウェアのHWドングルなんかをつなぐのによく使われていた。iMateは10年以上前の品でもう遠い昔にディスコンだけど、なぜか今でもデッドストックがvintage computerとか秋葉館で買える.…と思ったら秋葉館は売り切れているな。iMateが普通に買えるのもそろそろ最後か。

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この頃のキーボードらしく、横から見たキーの並びも緩やかな曲線で美しい。最近はノートパソコンみたいな薄っぺらくて平たいキーボードが主流になりつつあるけど、あれはなんか違う気がするんだよね…

写真をみればわかるけど、これ、かなり厚みがあるキーボードである。デスクに直接手を置くと高さが足りないし、手を浮かせてタイプするのは疲れるので何らかのパームレストが必須。HHK用と組み合わせることを想定して作られているというAssistonの木製パームレストが高さ的に最適、デザインもかなり素敵で、個人的にはものすごくおすすめしたい感じ。

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…なんだけど、これまたディスコンでもう入手できないんだよね。

受注生産とかで高くてもいいから、もう一回だけ作ってくれないかなぁ。Assistonで残っていた最後の1個を安く譲ってもらったけど、あまりにきれいなのでもったいなくて使えなくて。最初に買ったのはかなり汚れてしまっているので…せめて革の張り直しができればなぁ。

 

Apple Keyboard IってGS Keyboardほどには評価されていないように思うけど、すごくいいキーボードだと思う。テンキーはいらないとかFunctionキーがほしいとかバックスラッシュの位置が変とか、レイアウトについては不満がないわけでもないんだけど。

今回バックアップ機の入手でこれからも当面はこのキーボードでやっていけそうなのでうれしい反面、そろそろこれの代わりになるようなキーボードに登場してもらいたい気もするんだよね。キーボードって無線になるとかそういう進化はしたけど、キータッチ自体は低コスト化による退化の一途で、本当に残念な進化の仕方をしている。

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