成都通信事情

通信環境の準備

さて、海外に行くとまず困るのがネット環境。ホテルなどではインターネット接続できて当たり前になりつつあるが、街中で通信できないのは結構痛い。Google Mapsも使えないし、オンライン辞書もだめ。ネット常時接続に慣れてしまっている身ではただでさえ不便なのに、言葉の通じない国でこの状態はかなり厳しい。

前回四川に行ったときは、ちょうどSoftbankの定額データローミングがキャンペーン価格だったので2、3日利用していた。今回はキャンペーンも終わっていたし、前回利用したときに「日本時間の0:00から23:59までを1日として課金」がわかりづらくて面倒くさかったので、正直なところ、今回はあまり使いたいとは思わなかった。2000円近い値段も最初は前例がなかったので革新的な安さだと思ったが、1週間もあると16,000円。安いとは言いがたい。

Global Data Mi-Fi

mifi router

それで少し検索したところ、Global Dataが1日680円で3Gルーター貸してくれると言うことだったので、今回はこちらを利用してみることにした。空港で借りて空港で返せるのが便利。ルーターを持ち歩くのが苦でなければSoftbankの定額サービスよりもこちらの方がいいと思う。ちなみにGlobal Data以外にも複数の業者が同様のサービスを提供しているが、自分が調べたタイミング(2012/4)ではGlobal Dataが一番低価格だった。

 

電話を空港で借りていくという選択肢をとる人もいると思うので、そういう人は今時ならスマートフォンを借りていけばいいのだと思う。が、出張で行く場合は職場の固定電話が使えるから通話なんて実際そんなに使わないし、空港からお迎えの人を呼ぶとかくらいなら日本のケータイでローミングしてもせいぜい1通話数百円で済む。それに空港で借りられるケータイの通話料は案外安くない。この辺は使い方次第で変わってくるけど、Skypeとかを使う手もあるわけなので、どんな使い方をするのか冷静に考えて選択した方がいいと思う。

ちなみにGlobal Dataでもあまり大々的には書かれていないけど、3日間で400MBを超える通信を行った場合通信制限される可能性がある、とされている。これは結構厳しい。自分は会社やホテルの通信環境メインだったのでそんなに使い込んでいないけど、RSSの記事をゴッソリキャッシュしてしまうソフトとか、ファイル添付メールが山ほど来る人とか、写真を撮ったらとっととFlickrとかDropboxにあげてしまうというような人は設定を変えるとか注意が必要。あ、そういう意味ではSkypeとかも微妙か。

電波状況

ちなみに現地を訪れる前に気になるのが、街中でどれくらいつながるのか、というところ。Global Dataに電話して成都で使えるか聞いてみようとも思ったが、そもそも前回行ったときにiPhoneがChina Unicomで問題なく通信できていたので、まぁその辺はあまり心配することもあるまいと考え、ぶっつけ本番で行った。申し込んだのが期限ぎりぎりで、確認している余裕がなかったというのもあるが。

結果から言うと、自分の訪れた場所では問題なく3G通信することができた。Global DataのMi-Fiはアンテナ本数とかが本体に表示されないので状況がつかみづらいのだが、Webの管理画面なら5段階表示可能で、たまにのぞいてみた感じ4本くらいは立っていた。途中数回、ルーターがふん詰まって動かなくなり、何度か手動で再起動したけど、あれは電波状態とはあまり関係ないだろう。

mi-fi admin console

主な利用場所は以下の通り。

  • 上海/浦東国際空港(Terminal1/2)
  • 成都/双流国際空港
  • 成都/天府広場付近
  • 成都/天府Software Park

一番最初にTransitの上海浦東空港でつかってみたけど、ここは問題なし。Terminal2の果てにあるBurger Kingには無料のWi-fiがあるぜ、って書いてあったが接続手順とかSSIDとかどこに書いてあるのかさっぱりわからず、Global Dataの方で接続した。国内線の乗り継ぎでは周りの人が多すぎたせいか通信が途絶えがちなところもあったが、少し前の新宿や渋谷でのSoftbankのつながらなさを考えればまぁこれだけできていれば上出来ではないかと。

成都の空港も問題なし。Tianfu Square(天府広場)は成都中心部にある公園(?)。毛沢東の像があったりする。少し北に行けばショッピングセンターが建ち並ぶ繁華街。このあたりは成都中心部なので、おおむねどこでもOK。

ちなみに成都には2010年に完成したばかりの地下鉄(地鉄って書いてあった)が走っているが、地下鉄の車内でも駅付近であれば利用することができたので、日本にいるのと大差ない通信環境だといえる。職場はその地下鉄で最南端のCentury City(世紀城)駅からさらに南に15分ほど歩いたところにあるTianfu (天府) Software Parkというソフトウェア開発関連の会社や学校が集まっているエリア。繁華街からはだいぶ離れるがここも全く問題なかった。

Twitter、Youtubeの制限

そんなわけで電波状況は割と良いことがわかったのだが、残念ながら中国はコンテンツの制限がある。Twitter/Youtubeあたりへは全く接続できない。もちろんそういう話は事前に聞いていたのだが、前回Softbankのデータローミングをつかった際には何の問題もなく成都からTwitterに接続できていたので、今回「アレー?」となってしまったのだ。

どうもGlobal Dataのルーターで通信するのは純粋に中国国内の通信環境と一緒のようなのだが、Softbankのデータローミングは特殊らしい。自分の場合は日本の自宅においてある自宅サーバーにSocks ProxyしてもらうことでTwitterもつかうことができたが、「ガンガンTwitterを使いたい」とか「Youtube見ないと死んでしまう」というような重度の障害を持つ人たちは、Softbankの海外パケット定額サービスを使うのもアリだろう。

ほか

そんな感じで、予想以上に成都でのMi-Fiの使い勝手は良かった。400MB/3日の制限を気にしなくて良ければもっとすばらしいのだが、まぁ一日680円、あまり文句も言えまい。唯一気になるのはルーターのバッテリーで、カタログスペックは4時間らしいのだが連続通信でいくと2時間チョイくらいらしい。自分はUSB充電できるeneloop持っていたので予備バッテリーとかは借りなかった(追加料金100円/1日)けど、たくさん使う場合は検討した方がいいだろう。Global Dataの予備バッテリーオプションは日数分の金がかかるので、それだったら成田空港の電気屋さんでリチウムイオンバッテリーとか買った方がいいと思うけど。

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